『点検整備』って何をするの?誰がするの?していないとどうなるの?

点検整備はバイクを安全に乗るためにも必要です!

点検整備は修理ではありませんので、ユーザーでも行える『日常点検』と、プロに依頼して行う『定期点検』があります。点検整備は法律で定められておりますので忘れずに行いましょう!


□定期点検

□日常点検


『定期点検』は忘れられがち!?

『定期点検』は1年毎(33項目)と2年毎(52項目)を行い「点検整備記録簿」が作成されます。点検整備記録簿は車検時に必要となるため、251cc以上のバイクに乗られる方は『定期点検』をされますが、車検のない250cc以下のバイクにお乗りの方は『定期点検』を忘れがちになります。『定期点検』を行うことで、部品の消耗や修理箇所が分かります。ただし、消耗品の交換や修理をするかはユーザーの判断で、点検整備とは別に部品代がかかります。費用は上がりますが、故障のリスクが減りますので、定期点検の際に交換時期の消耗品は交換しておくことをオススメします。

消耗品の交換は中古品でも使える部品があります。費用を抑えたい方は、一度お店の方にご相談してみてはいかがでしょう。

『日常点検』で安心を!

『日常点検』はユーザーが保守管理する上で行う点検で、乗る前に毎回行うのが理想ですが、日々おこなう方は少なく、点検のタイミングは「期間」や「距離」を決めて行う方が多いようです。『定期点検』とは違い、初心者でも工具があれば確認・交換できる箇所もありますので、愛車に安心して長く乗るためにも『日常点検』をして、バイクの状態を知ることが大切です。もし点検時に見つかった部品の劣化や交換、修理で分からないことがありましたら、無理をせずにお近くのバイク店に持ち込みプロに任せましょう。


日常点検10項目で愛車をチェック!

1)ガソリンをチェック!

ガゾリン入ってる?
ガソリンメーターはバイクの傾きで残量が変動します。愛車のクセを覚えるまで不安な方はタンク内を覗いてみましょう。またメーターが正常に作動しているかも大切です。長距離を走る予定がある方は、ガス欠にならないように事前の確認をお忘れなく。


2)エンジンオイルをチェック!

エンジンオイル足りてる?汚れてない?
エンジンオイルの点検窓やゲージで量と質を確認。量が減っていたり黒く汚れがひどいときは交換しましょう。エンジンオイルの量はバイクを垂直にしないと正確には分かりません。サイドスタンドしかない付いてないバイクは一人では難しいので、不安な方は二人で行ってください。オイルのにじみがないかも


3)タイヤをチェック!

タイヤの空気大丈夫?
タイヤの空気圧を点検し規定値に調整。空気圧はガソリンスタンドでも調整ができ、多くが無料で見てくれますが、セルフのお店もあります。
タイヤの亀裂や損傷、異物の刺さり、溝の深さは目視で確認できます。


4)チェーンをチェック!

チェーンたるんできてない?
チェーンの張りは、たわみが2~3cm程度になるよう調整。たるみ過ぎても、貼り過ぎてもダメ。適正な張り具合は取扱説明書やスイングアームに書かれている場合がありますが、不安な方は購入したお店や近くのバイクショップの方に一度見てもらうのも良いかも知れません。チェーンが乾いていたら注油をしておきましょう。チェーンのチェック時にスプロケットの歯の状態も確認しましょう。摩耗して鋭く尖っていると危険です。


5)エンジンをチェック!

エンジンはかかる?変な音してない?
エンジンのかかり具合や異音がしていないか確認。表面にオイルのにじみはないかも見ておきましょう。
バイクには、水冷式と空冷式のエンジンがあります。水冷式はエンジンを冷やすために冷却水が必要になります。冷却水が足りているか確認もしましょう。もし冷却水がすぐに減るようでしたら他のパーツが破損している可能性がありますのでお店の方にご相談を。


6)ブレーキをチェック!

ブレーキのききは悪くなってない?
前後ブレーキのきき具合と遊び、ブレーキフルード(ブレーキオイル)の量を確認。ディスクブレーキのパッドの溝もキャリパーを覗き込み確認しておきましょう。ブレーキのききが悪くなると、大きな事故につながりかねません。


7)クラッチをチェック!

クラッチは切れる?
クラッチレバーを握り切れはじめるまでの遊びを確認。レバーを動きが鈍い場合は、ワイヤーのトラブルが考えられます。


8)灯火類をチェック!

灯火類はつきますか?
ヘッドライト、テールランプ、ストップランプ、ウインカーが、正常に点灯・消灯・点滅するかを確認。日中など明るく分かりにくい時は、手をかざすや日陰で行うと確認しやすくなります。
灯火類は歩行者や後続車など周囲に走行を知らせるためにとても重要です。


9)バッテリーをチェック!

エンジンのかかり悪くない?
セルのかかりで確認。車種によっては、バッテリーを目視で確認することは難しく、エンジンをかけるセルスイッチを押した際の音やかかり具合で確認しましょう。セルモーターが回る音がしてからエンジンがかかるまでが遅い場合はバッテリーが弱っている可能性があります。


10)ボルトやナットをチェック!

ボルトやナットの増し締め出来てる?
ボルトやナットの緩みを確認。ボルトやナットは走行の振動などで知らない内に緩んできます。グラつきやガタつきがないか、緩みがある箇所はしっかり締めて直しておきましょう。ミラーの位置調整やスマホホルダーなど後付けパーツがあれば忘れずに。


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